2位・国学院大が接戦制す!大阪桐蔭で甲子園Vの横井が貴重なソロ
「東都大学野球、国学院大2-1亜大」(17日、神宮球場)
10年秋以来の優勝を狙う国学院大が競り勝った。
初回に1点を先制すると、三回には9番・横井佑弥捕手(3年・大阪桐蔭)の左翼ポール直撃のソロで加点した。投げては山岡就也投手(3年・広島新庄)から宮内崇匡投手(4年・土浦日大)への左腕リレーで、亜大の反撃をしのいだ。
貴重な一発を放った横井は「狙っていた変化球が来たので振り切った。感触的にはよかった」とニッコリ。前14年夏の甲子園で優勝した扇の要らしく、ここ一番で勝負強さを見せた。前日は東京六大学リーグの立大で、大阪桐蔭トリオが活躍。「チェックしていました」と、元チームメートから刺激をもらい、結果につなげた。
鳥山泰孝監督は「山岡は『しぶとく投げろ』と言った通りに投げてくれた。横井も横井らしい意外性のある一発。それぞれがいい働きをしてくれた」とナインを称賛。自力優勝の可能性はないが、連勝で勝ち点を挙げれば、次節に最終カードを残す首位・東洋大により重圧をかけられる。「我々にできることは、亜大戦で勝ち点を取ることだけ。『連勝で取るぞ』という話はしている」と、口元を引き締めた。