DeNA山崎康“復帰即”締めた3S 「絶対的守護神に登り詰めたい」
「DeNA6-4巨人」(20日、横浜スタジアム)
気迫がみなぎっていた。抑えに“再配置転換”されたDeNA・山崎康晃投手(24)が2点リードの九回に登板。最後の打者、代打・村田を150キロ直球で空振り三振に仕留めた。「(巨人に)借りを返せるように頑張りました」と充実感を漂わせた。
前夜は、1点リードの九回にマウンドに上がったパットンが同点に追いつかれ、延長戦の末に敗れた。ラミレス監督は、不振の助っ人に代えて山崎康のストッパー起用を決定。この日の朝、指揮官から「しっかり一生懸命やれ」と激励され「頑張ります!」。その言葉通り、きっちりと4月9日以来となる3セーブ目をマークした。
開幕当初の抑えは山崎康だったが、4月13日・阪神戦から2試合連続で救援に失敗。その座を剥奪された。その後は主に七回のマウンドを担ったが「返り咲いて試合を締めたい」という思いもあった。結果を出したことが認められて復帰。指揮官は「『臨時のクローザーだけど最後までやるやらないは、お前次第』と言った」と奮起を促したと明かした。
チームは連敗を止め、3位・巨人とのゲーム差も1・5に迫った。「絶対的守護神というところに登り詰めたい」と力を込めた山崎康。右腕がチーム上昇の原動力になる。