横浜・万波、自己最速145キロ!スカウト絶賛「素材ものすごい」
「春季高校野球関東大会・1回戦、横浜10-0土浦湖北」(20日、ひたちなか市民球場)
横浜が七回コールド勝ちし、初戦を突破した。190センチ、89キロの大砲・万波中正外野手(2年)が七回1死から2番手で登板。右翼からマウンドに向かうと、初球にいきなり自己最速を3キロ更新する145キロを計測し、客席を沸かせた。
中学時代に投手経験はあり、横浜でも公式戦に登板しているが、投手の練習はほぼせず。それで140キロ台を連発し、空振り三振と遊ゴロで試合を締めた。野手として来秋ドラフト候補に挙がる大器のポテンシャルに、中日・中田スカウト部長は「素材はものすごい。努力だけでは追いつかないものを持っている」と、舌を巻いた。
万波は「自分でもビックリしました」と笑顔。「今日みたいな投球が安定して出せれば(投手陣の)負担を減らせる」と、さらなる成長を期した。