近畿大会 初のタイブレーク決着、開幕戦でいきなり突入 制度採用は3年目
「春季高校野球近畿大会・1回戦、大体大浪商3-2智弁学園」(27日、舞洲)
開幕戦は延長十二回までに決着がつかず、規定により延長十三回からタイブレークに突入。大体大浪商(大阪2位)が延長十四回に5番・田中滉大内野手(3年)のサヨナラ中前適時打で準決勝に進出した。
春季近畿大会では2015年からタイブレーク制度が採用されたが、実際に適用されたのは3年目で初となった。
大体大浪商が初回に先制。智弁学園(奈良1位)が六回に同点に追い付くと、1-1のまま延長十二回まで両校無得点に終わった。
延長十三回は両校ともに無死一、二塁から打順を選択して試合をスタート。智弁学園は1番・福元悠真外野手(3年)から、大体大浪商は9番・宮本大勢投手(3年)からの再開を選択した。
智弁学園は福元が三ゴロ併殺打に倒れて得点を奪えず。大体大浪商は、宮本の代打・仲里侑磨内野手(3年)の送りバント失敗が響いて両校無得点で終わった。
延長十四回も無死一、二塁で開始。智弁学園が畠山開成内野手(3年)の二犠飛で勝ち越し。しかし、直後の攻撃で大体大浪商がサヨナラ勝ちした。
両校の先発は以下の通り。
〈先行・智弁学園〉
1番・右翼 福元悠真外野手(3年)
2番・中堅 加堂陽太外野手(3年)
3番・一塁 西岡寿透内野手(3年)
4番・遊撃 太田英毅内野手(3年)
5番・左翼 畠山開成内野手(3年)
6番・二塁 田渕竜臣内野手(3年)
7番・捕手 石田航大捕手(3年)
8番・三塁 畠山航青内野手(2年)
9番・投手 伊原陵人投手(2年)
〈後攻・大体大浪商〉
1番・遊撃 中野奨大内野手(2年)
2番・二塁 西上圭人内野手(3年)
3番・中堅 西川尚汰外野手(3年)
4番・左翼 木村税外野手(3年)
5番・三塁 田中滉大内野手(3年)
6番・一塁 北口啓全内野手(3年)
7番・右翼 藤山空大外野手(3年)
8番・捕手 谷口青海捕手(2年)
9番・投手 宮本大勢投手(3年)