ソフトバンク・デスパ15号 月間10発&26打点
「交流戦、ソフトバンク7-2中日」(31日、ヤフオクドーム)
アゲアゲの5月を豪快な一発で締めくくった。2点リードの三回。ソフトバンクのデスパイネが大野の真っすぐを捉えた。屋根を開けると風の影響で打球が飛びにくいとされているが、打球はお構いなしに左翼席まで届いた。
「前のイニングに点を取られたけど、すぐに返せて良かった。完璧でした」。リーグトップに並ぶ15号ソロを満足そうにかみしめた。
好調な打線の中でも5月はひときわ輝いた。5月24日のロッテ戦から4試合連続本塁打を放つなどアーチを量産。ロッテ時代の昨年8月に記録した9発を上回り月間10発の自己最多をマークした。
懸命なプレーが運も呼び込んだ。初回2死三塁。三塁線へのボテボテの当たりだったが、巨体を揺らして一塁へ全力疾走し、貴重な適時内野安打にした。三回のソロを含めて2打点。月間26打点は自己最多。五回には左前打で2試合連続の猛打賞もマークした。
デスパイネの一発で、チームは2010年以来となる14試合連続本塁打。さらに16安打の猛爆で04年以来となる8試合連続2桁安打。南海時代の1952年とダイエー時代の03年にマークした球団記録の9試合連続に王手をかけた。ホークスの球団史に名を刻むほど打ちまくり、ド派手に4連勝を飾った。