オリックス交流戦首位タイ 福良監督と猛特打!ロメロ復帰後初タイムリー
「交流戦、オリックス3-2ヤクルト」(1日、京セラドーム大阪)
オリックスが今季3度目の4連勝。交流戦は3戦無敗で楽天と並ぶ首位だ。5月には9連敗など6勝19敗と悪夢のような日々を過ごしたチームとは思えない強さだ。
逆転劇は六回。2連続押し出しを含む4連続四球という意外な形。その大きな要因となったのが、この3連戦から復帰したロメロだ。1点を先制された直後の初回2死二塁で中前適時打。復帰後初となる適時打で同点に追いついた。
試合前には3日連続となる早出特打。この日の打撃投手は福良監督だった。約20分間、時折、言葉を交わしながら打ち込んだ。異例の指揮官自らの登板に助っ人が奮起しないわけはなかった。
ロメロは「パーフェクトだった。すごく自信を付けさせてくれるいいボールだった」と笑顔を見せた。福良監督は登板効果を問われて「それはないです。本人もホッとしているんじゃないですか」とさらなる爆発を期待した。
チームメートは4番の復帰を「安心感が違う」と口をそろえる。4月の快進撃時のように、それぞれが自分の役割に徹していることが勝利につながっている。
2日からは巨人戦(東京ドーム)。指名打者がないためにロメロは代打待機となるが、その存在感でチームを勇気づける。