DeNA筒香、34打席ぶりに安打 「状態は一時期に比べれば良くなっている」
「交流戦、DeNA3-7ソフトバンク」(3日、横浜スタジアム)
待ち望んでいた快音が主砲のバットから響いた。3点差に迫り、なお六回1死二、三塁で打席には不振の4番・筒香。それでも期待を込めるファンの声援に応え、ソフトバンクの先発・松本から鋭い打球で三塁線を破る2点適時打を放った。
「みんながつないだチャンスなので、何とか返そうという気持ちで打席に入った。強く押し込むことができた」と自身の打撃への手応えを口にした筒香。5月25日の中日戦(横浜)以来、安打の出ない日々が続いたが実に8試合、34打席ぶりの安打。打点は同23日の中日戦(横浜)以来、10試合ぶりとなった。
チームは追い上げも実らず敗戦。今季初の4連敗となり、借金は最多の5に膨らんだ。それでもラミレス監督は「これで、ずっと安打が出ていないという重圧からも解放されただろう。最後の打席(八回に中飛)も本塁打を打てそうな雰囲気だった。状態は良くなってくると思う」と主砲の復活の足がかりとなる一打を喜んだ。
それでも筒香は「チームに迷惑を掛けている。結果、負けているので、勝ち試合を作らないといけない」と敗戦の責任を負った。それでも「状態は一時期に比べれば良くなっている」と長いトンネルは脱出。その復活とともに、チームは逆襲の時を迎える。