清宮100号!享栄ナインからの「おめでとう」にようやく実感「いつもの1本と違う」

 「高校野球・招待試合、享栄5-1早実」(4日、小牧市民球場)

 早実・清宮幸太郎内野手(3年)が、高校通算100号本塁打を放った。

 「3番・一塁」で出場した清宮は、5点を追う九回1死で迎えた第4打席、エース右腕・早矢仕(はやし)飛希投手(3年)が投じた初球を捉えるソロを右翼場外に運んだ。推定135メートルの豪快弾だった。

 高校通算本塁打は、山本大貴(神港学園)の107本が最多とされる。

 清宮は試合後、「きょうはなかなかいい当たりが出てなかったけれど、最後の最後に出て良かった。(九回で)まっすぐが来るかなと思ったが、狙い通りいきました。自分らしい打球が飛んだ。(100号に)そんなに打った感じはない。すごいことというか、あまり実感はないです」と語った。

 また、これまでの100本を振り返り、「チャンスでも打てないこともあったし、さまざまな失敗が今につながっている」と総括。思い出となる本塁打を問われると、「いっぱいありますが、(15年夏の)甲子園のは気持ちが良かった。きょうのも良かったです」と答えた。

 この日は早実ナインはもちろん、相手・享栄高の選手からも「おめでとう」という言葉を掛けられたという。清宮はここで、ようやく「いつもの1本と違います」と実感。記録をどこまで伸ばすかと問われると、「打てるだけという感じですね」と答えた。

 夏の選手権予選前に出た節目の100号。清宮は「プレッシャーを感じる中でやるのではなく、きょう打てたのは良かったです」と、金字塔を打ち立てたことで、高校最後の夏へ気持ちを新たにしていた。

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