センバツ覇者、大阪桐蔭18点爆勝 3年ぶり4度目優勝
「高校野球春季近畿大会・決勝、大阪桐蔭18-0東海大仰星」(4日、舞洲ベースボールスタジアム)
今春センバツを制した大阪桐蔭が3年ぶり4度目の優勝を決めた。自慢の強力打線が爆発。22安打と打ちまくり、春季近畿大会決勝の最多得点となる18点を奪い頂点に立った。
記録的大勝のハイライトは七回1死満塁だった。根尾昂外野手(2年)が両翼100メートルの右翼フェンスを軽々と越える特大の満塁弾。「ボールに合わせず、振りにいった結果」。高校初のグランドスラムで、公式戦16連勝へ導いた。
今年に入って公式戦は無敗だが、誰も浮かれる様子はない。根尾は「みんながこのままではダメだと思っている」と言う。西谷浩一監督(47)は試合終了直後に選手を集めて円陣を組んだ。「夏が始まるぞ。(春は)長く公式戦をできたので夏へつなげよう」。甲子園春夏連覇に向けて、隙が見当たらない。