オリックス宮内オーナー 虎3連倒指令 福良監督は不敵な笑み
オリックスの宮内義彦オーナー(81)が5日、6日からの阪神3連戦(京セラドーム)の“3タテ”を指令した。
「もちろん、相手が相手ですから。ライバルではないけれどね。楽しみですね」
リーグは違えど同じ関西に本拠地を置くチーム同士。負けるわけにはいかないというわけだ。
相手には昨年オフ、残留要請にもかかわらずFAで阪神へ移籍した糸井もいる。
「彼も活躍してもらわないと困る。それがウチ相手では困るけど」
送り出したかつての主力にエールを送りつつ、この3連戦では沈黙させるつもりだ。
福良監督は冷静に「警戒するのは(糸井)嘉男だけじゃない。そこはバッテリーに任せてる。弱点を知り尽くしている?どうやろうね」と言いながらもニヤリと不敵な笑み。
初戦の金子から東明、ディクソンが先発予定。いずれも状態はいい。指揮官は「相手がどこでも今のような戦い方ができたら大丈夫。金子から(連勝の)流れを作ってくれたから。ここから一つ一つ」と自信を見せた。
指名打者が使えるため4番にロメロを据えるベストオーダーが組めるのも大きい。同一カード3連勝で10連勝なら一気に貯金1。視察予定の総帥の前で虎狩りへ挑む。