オリックス金子、自己ワースト9失点 「冷静さ足りず」チーム交流戦初黒星

 「交流戦、オリックス4-11阪神」(6日、京セラドーム大阪)

 まさかの乱調だった。オリックス・金子千尋投手(33)が5回2/3で自己ワースト9失点。チームの連勝を7で止めてしまった。

 初回に2点を先制してもらって快調に飛ばすはずが、三回に落とし穴が待っていた。

 先頭・糸原の初安打から1死二塁。糸井を左飛に打ち取り、切り抜けられるかに見えたが悪夢の始まりだった。上本の右中間適時二塁打から、福留の四球を挟んで4連打。しかも最後は鳥谷に3ランを浴びるという惨劇でこの回6失点だ。

 それでもエースの意地で続投したが、六回にまたも2死二塁から糸井に適時打を許し、上本に四球を与えたところで降板。その後も救援陣が抑えきれず一方的な試合となった。

 「連勝を止めたくないという思いで試合に入ったのですが、無駄な四球もあり、冷静さが足りませんでした」と反省の弁を述べた。

 福良監督は「きょうはバッテリーが考えたら修正できた。配球?そういうのもあるでしょうね」と残念がった。10日ぶりの黒星は後味の悪いものとなった。

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