「交流戦、日本ハム３－４広島」（６日、札幌ドーム）

　今季の低迷を象徴する守備のほころびが出た。２失策が響き２点リードを守り切れなかった。逆転負けで３連敗。日本ハム・栗山英樹監督（５６）は「いろいろな考え方があるけど監督がヘボいな」と敗戦の責任を背負った。

　４日の阪神戦。２失策が絡んで逆転サヨナラ負けしたチームは、本拠地でも負の連鎖を引きずった。七回無死一塁。二ゴロを杉谷が一塁へ悪送球。ここが悪夢の始まり。無死二、三塁から内野ゴロの間に１点を返されると丸に同点の左前適時打。さらにエルドレッドには左翼線に勝ち越しの適時二塁打を浴びた。

　昨季は堅守で日本一を勝ち取ったが、今季はリーグワーストの４０失策、借金９と苦しむ。栗山監督は「とにかく勝つしかない」と苦々しい表情だった。