又吉プロ初完封で中日4位浮上 防御率1・81でリーグトップ

 「交流戦、ロッテ0-3中日」(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 中日・又吉克樹投手(26)が4安打でプロ初完投を完封で飾った。今年から先発に転向した男が125球で今季チーム一番乗りの完封勝利。「1イニングでも長く投げたい。その気持ちしかなかった」と表情を変えることなく言った。

 三回まで無安打。五回、鈴木に二塁打を許して初めて得点圏に走者を置いたが、厳しいコースを突いて進塁打すら許さない。最後まで三塁を踏ませない快投で無傷の4勝目だ。

 限られた先発枠の中で「毎回がラストチャンスと思っている」と言う。その思いをマウンド上で表現し、チームを4位浮上に導いた。これで防御率を1・81とし、リーグトップに立った。それでも又吉は「記録うんぬんより、結果しか求めていない」とぶれない。次もラストチャンスのつもりで、全力で腕を振るだけだ。

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