中日・大野、ヒーローインタビューで40秒号泣 開幕から2カ月で初勝利

 「交流戦、ロッテ2-4中日」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 今季開幕投手を務めた中日・大野雄大投手が7回を4安打7奪三振2失点(自責0)の好投で、開幕から2カ月余り、今季初勝利をマークした。

 今季登板10試合目、先発8試合目でようやく手に入れた初白星。ヒーローインタビューで1勝を手にした気持ちを問われたが、なかなか言葉が出てこない。そのうちみるみる涙があふれる。10秒…20秒…30秒、あふれる涙をぬぐうのが精いっぱい。スタンドのファンから湧き起こった「大野コール」に背中を押されるように、40秒の沈黙の後、「勝つのって難しいと改めて、感じました」とようやく言葉を絞り出した。

 開幕投手を務めながら全く勝てず、自ら志願して中継ぎに降格した。それでも結果は出ず、二軍落ちも経験した。そんな苦しみ抜いた末につかんだ勝利だが、まだ笑顔にはなれなかった。「次、アカンかったら、もうだめなんで。自分自身、まだ5敗なんで、1試合ずつ返していけるように」と表情を引き締めた。

 この日の103球の熱投を振り返り、「後先、考えずに、もう五回で降りても仕方がないと思って、初回から思い切っていきました。試合前から『頑張れ、頑張れ』と皆さんが応援して下って、その思いを胸に投げました。泣いているのは本当に情けないないですけど、ここから返していけるように頑張ります」と涙をぬぐっていた。

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