天理大あとアウト2つから初4強逃す 1年・森浦が追いつかれタイブレークで屈す
「全日本大学野球選手権準々決勝、立大4-3天理大」(8日、神宮球場)
天理大が勝利まであとアウト2つまで迫りながら、初の4強進出を逃した。八回途中から登板していた森浦大輔投手(1年・天理)が、九回1死から同点に追い付かれ、タイブレークの延長十回1死満塁で二ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。
森浦は7日の2回戦・大商大戦で16三振を奪って完投。藤原忠理監督から「スーパー1年生」と称された左腕だが、最後に力尽きた。
連投の疲れは否定。九回1死二塁で立大・熊谷に同点中前打を打たれた場面については「スプリットでを打たれた。コースはよかったけど、ボール1、2個分高かった。相手の打者はスイングも速かったし、持っていかれました」と唇をかんだ。
それでも立大・溝口監督が「素晴らしい投手だった」と評価したように、最速144キロ左腕は今大会で大きく評価を上げた。「大事な場面での制球がこれからの課題です。もっと大事な場面を任されても自分の投球ができるようにしたい。次はベスト4に入れるようにしたい」とさらなる成長を誓った。