ロッテ・涌井“お久しぶり星” 「2勝目」に照れ笑い
「交流戦、ロッテ6-1ヤクルト」(9日、ZOZOマリンスタジアム)
106球で手中にした2勝目は4月15日の西武戦以来となる白星だった。お立ち台のロッテ・涌井は“お久しぶり星”を振られ、「2勝目と言って欲しくなかった」と珍しく照れた。
勝ち運に見放され、このところ1イニングに大量失点するケースが続いた。「モヤモヤしていた」と振り返ったエースだが、この夜も五回に1死満塁と詰め寄られた。
「だが、こんな時こそ腕を振って投げよう」と自分自身に言い聞かせた。山田を9球目に空振り三振、坂口を10球目で左飛に仕留めた。ともにスライダーで粘り勝ちだった。
試合前、選手会長の角中が野手ミーティングで「きょうは勝たせてあげよう」とゲキを飛ばした。打線の援護にも恵まれての2勝目。涌井は「これで乗っていけたら」と力強く宣言した。