オリックス・マレーロ来日1号 前夜は踏み忘れ…今度は両足でホームイン!
「交流戦、オリックス5-3中日」(10日、京セラドーム大阪)
3万人のファンが注目し、一塁ベンチからナインがホームを指さす中、オリックスの新外国人マレーロは走る速度を落として左、右の順番で最後は両足をそろえてホームイン。スタンドから大歓声が起こった。
両軍無得点の四回先頭。そこまで無安打と打ちあぐねた柳の2球目、直球を豪快に振り抜き、左中間5階席に飛び込む一発にしてみせた。距離も当たりも文句なし。最後にホームインもきっちりすれば、来日1号だ。
前夜も外野スタンドまでは運んだが、ホームを踏み忘れる失態で三塁打になった。お騒がせ助っ人の“2戦連発”でベンチもスタンドも大盛り上がりだ。
その後、中日に一時逆転されたが、逆転勝利のお立ち台にきっちり呼ばれて初お目見え。「私がホームプレートをきっちり踏むのをスタンドのみなさんも確認していたと思います」と言うと大歓声だ。
福良監督も「ホントの一発ですね」と笑う。マレーロ加入について「いい効果があるのは確か。打順をどうするか頭痛い。どの並びがいいのか」とうれしい悲鳴を上げた。
助っ人は「日本に来てみなさんすごくよくしてくれる。ガールフレンドと共にすごく満足しています」とニッコリ。ソフトバンク、広島が敗れ8日以来の交流戦単独首位に復帰。マレーロ旋風を追い風にオリックスが浮上する。