中日・柳プロ初勝利ならず 4失点も濃密「次は結果出す」
「交流戦、オリックス5-3中日」(10日、京セラドーム大阪)
1週間前の先発デビューと同じ4失点でも中身は明らかに濃密になった。首脳陣の「いけるか?」に二つ返事で上がった八回のマウンド。「任せてもらったので、期待に応えたかった」。プロ初勝利へ最後のハードルを越えられず、中日のドラフト1位・柳(明大)は悔しさをかみ殺した。
先頭の代打・西野に中堅右にはじき返されエンタイトル二塁打に。続くマレーロには四球を与え、犠打で1死二、三塁となって降板が告げられた。2番手の伊藤が逆転打を許しても「自分が投げきれなかったので何も言えない」と声を絞り出した。
7回1/3を5安打2四球で奪った三振は7つ。「しっかり投げきること。そうすれば、勝ちはついてくると思う。次のチャンスがあるなら結果を出したい」と自らに言い聞かせた。