ヤクルト5年ぶり10連敗 交流戦開幕から勝ちなし
「交流戦、ロッテ4-1ヤクルト」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
打てど打てども、本塁が遠い。ヤクルトは2試合連続で8安打1得点。チーム5年ぶりの10連敗で、交流戦では開幕から10連敗の負の記録を作ってしまった。
交流戦11試合で20得点の貧打線が深刻だ。五回に西田の中犠飛で同点としたが、真中監督が「何とかしないと」と話した悩みの種が浮き彫りとなったのは3点を追う八回だった。先頭の山田が中越え二塁打で出塁。続く代打・荒木も左前打でチャンスを広げ、相手バッテリーのミス(暴投)で無死二、三塁の絶好機だ。
ここで、この日3番に座った坂口と雄平、大松のクリーンアップが続かず、まさかの無得点。反撃の機運はしぼんでしまった。
バレンティン、川端、畠山を故障で欠く中、杉村チーフ打撃コーチは「特にレギュラークラスの山田、雄平、坂口には頑張ってほしい」と奮起を促す。雄平は「力不足です。みんなの力で、みんなでやっていくだけ」と前だけを見据えた。チーム全体で1勝をつかみにいく。