西武・辻監督 就任後初マウンドで激励 3カード連続勝ち越し導いた

 「交流戦、西武1-0DeNA」(11日、メットライフドーム)

 西武・辻監督が就任後初めてベンチを飛び出した。1点リードの九回、2死から筒香に四球を与えて一塁。向かった先にいたのは守護神の増田だ。「一度、マウンドに行きたかっただけなんだ」。緊迫の場面で、予想もしなかった監督の告白。一息ついた右腕は宮崎を一邪飛に仕留め、チームを3カード連続勝ち越しに導いた。

 伏線があった。4日のヤクルト戦で4点リードの九回に4失点。9日のDeNA戦では1点リードの九回に宮崎に逆転2ランを浴び、今季2敗目を喫していた。迎えた打者はその宮崎。悪夢を再現することなく13セーブ目を挙げた増田は「監督が『大丈夫だ』と言ってくれた。驚いたけど、リラックスさせてくれた」と感謝した。

 今季初の1-0勝利。貯金は2年ぶりの11となった。

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