ソフトバンク 交流戦首位タイも災難 デスパイネ右太もも裏の肉離れで離脱
「交流戦、ソフトバンク5-2阪神」(11日、ヤフオクドーム)
猛然とホームへ突入してきたソフトバンク・デスパイネが、本塁手前で顔をゆがめて急減速した。三回、松田の適時二塁打で二塁から三塁を蹴り、ホームを狙った時だった。右脚をひきずりながら生還。その姿にベンチは凍りついた。
試合中に福岡市内の病院へ直行。MRIによる診断結果は右太もも裏の肉離れ。12日に出場選手登録を抹消されることになった。
デスパイネはここまで、両リーグトップの18本塁打、53打点をマークしていたが、内川に続く痛い離脱となった。オリックスと並ぶ交流戦首位に再浮上したが、先を見据えれば手放しでは喜べない。「4、5番がいない?分かってるよ。それは俺が一番…。とにかくいるメンバーで頑張るしかない」と工藤監督。V奪回へ向けて大きな試練が訪れた。