日本ハム・中田、復活弾 4戦ぶり“定位置”で大暴れ3打点
「交流戦、中日5-7日本ハム」(14日、ナゴヤドーム)
日本ハム・中田が定位置で輝きを取り戻した。2試合連続本塁打を含む2安打3打点。延長十二回、4時間20分の激闘を制し「長い試合になったからね。勝ててよかったよ」と充実感に浸った。
直近3試合は3番に入っていたが、4試合ぶりに4番に復帰。試合前、スタメンボードを見て知った。「3番の方が好きなんだけどね」と冗談めかしたが、居心地のいい打順になるや主砲のバットが火を噴いた。
二回に左中間席最深部に突き刺すと、六回2死一、二塁でも右中間を破る2点二塁打。レアードの左前打で二塁から本塁へ激走し、間一髪セーフ。リプレー検証となるも判定は変わらず、両手をたたき喜びを爆発させた。
2カード前の広島3連戦では11打数無安打。「もう知らんわ」とやけ気味になっていたが、その後もロングティーや金子打撃コーチの密着指導を受けながら、黙々とバットを振り込んだ。その姿勢が結果に表れた。「今は打順に関係なく、打席の中でやるべきことをやれている」。自信を取り戻した男がここから本領発揮だ。