由伸G 巻き返しムードだ 4位浮上
「交流戦、巨人8-0ロッテ」(16日、東京ドーム)
頼れる助っ人が猛威を振るった。巨人・マギーが7号ソロを含む3安打5打点と大爆発。8得点の大勝に貢献し、チームは6月4日以来の4位に浮上した。「1週間ぐらいチャンスでいい結果がなかった。結果を求めすぎず、リラックスして打ったらいい結果になった」と白い歯をのぞかせた。
まずは初回1死満塁。涌井の3球目、内角低め142キロを左中間へはじき返し、先制の2点二塁打。塁上で手をポンッと叩き喜びをかみしめた。
2-0の五回2死一、二塁では来日初の三塁打を中越えに放ち、2点を追加。八回は1カ月ぶりの7号ソロでとどめを刺した。サイクルヒットまで単打を残すのみとなったが、あと一人のところで攻撃終了。「打席は回って来てほしかったね」と笑った。
ここまで全63試合に出場。この日は17試合ぶりの5番だったが、打率・316が示す通り、どの打順でもコンスタントに結果を残す。疲れがあっても「試合が始まったら、それを忘れさせるアドレナリンが出る」と胸を張り、ボブ・マーリーのレゲエ音楽でも癒やされているという。
高橋監督は「全ていいバッティング。特に最初のところで久々に先制点を取れたのが良かった」と絶賛。首位まで12・5ゲーム差と厳しい戦いが続くが「少しでも差を詰めていきたい」とマギーの目は熱く燃えたぎっていた。