巨人・田口、本拠で初“歓封” 防御率2・10、セ・トップ!!
「交流戦、巨人8-0ロッテ」(17日、東京ドーム)
抜群の安定感で5勝目をつかんだ。巨人・田口が4安打投球で今季2度目、東京ドームでは初完封。チームを2カード連続の勝ち越しに導いた。自身初の2桁奪三振をマークし、防御率もリーグトップの2・10となった左腕は、お立ち台で「本当に最高の気分です」と充実の表情で汗を拭った。
堂々たる投球を見せつけた。直球に得意のスライダーなどの変化球をうまく使い分け、相手に三塁を踏ませず。五回には先頭三木に中前打を許したが、そこから圧巻の3者連続三振。「試合前から(完封の)目標を立てていた。達成するために試合を組み立てていけた」と、満足げに振り返った。
5月21日以来約1カ月ぶりの白星。前回登板の10日・日本ハム戦は七回まで1失点だったが、八回先頭に四球を出し降板。逆転負けへとつながってしまった。「本当に悔しいマウンドの降り方をした」。反省、悔しさを、この日の117球にぶつけた。
昨季から先発ローテを守り続ける若き左腕に、高橋監督は「三振はそんなに気になっていなかったけど、らしい、いい投球だった」と称賛した。「しっかりと長く、こういった成績を残していきたい」と田口。171センチの、小柄な左腕の頼もしさは日々増していくばかりだ。