履正社、夏こそ日本一 安田、3季連続甲子園へ導く好打誓う
第99回全国高校野球選手権大阪大会の組み合わせが20日、決まった。履正社は安田尚憲内野手(3年)が3季連続の聖地へ導く好打を誓った。今春躍進した大体大浪商、東海大仰星が2強を崩しに行く。
もう一度、頂点に立つまで絶対に負けられない。激戦区を勝ち抜き、夏も日本一まで駆け上がる。大阪桐蔭のエース・徳山が甲子園春夏連覇を宣言した。
全国屈指の激戦区でも甲子園への切符は1枚だけ。それでも壁が高いほど燃える。今秋のドラフト1位候補の履正社・安田は、自らのバットで、3季連続の甲子園へ導くことを誓った。
「大阪大会は投手のレベルが相当高い。いい投手に対して、いかに点を取れるか。どんな投手からでも点を取れるようにするのが、チームの方針なので、しっかり点を取れるように打っていきたい」。早実・清宮に引けを取らない力を持つ西の大砲は、チームの勝利だけを求めて最後の夏に臨む。
履正社は新チーム結成以降、同世代をけん引してきた。昨秋の明治神宮大会は優勝。今春のセンバツは、初の大阪勢対決となった決勝で大阪桐蔭に敗れて準優勝。全国大会で力を示してきた。
ただ、創部以来、甲子園での優勝経験がない。安田は「ずっと日本一を口にしてきた。夏も甲子園へ戻って、日本一を目指したい」と意気込む。
エース・竹田祐投手(3年)、主将の4番・若林将平外野手(同)らプロからも注目されるほど能力が高い選手が多い。個々の力を見れば、大阪桐蔭にも劣らない。歯車さえかみ合えば、大阪大会だけではなく、甲子園も制覇する可能性は十分にある。