日本ハム大谷、1軍復帰で3戦出番なし 代打待機も栗山監督「使う場所なかった」
「日本ハム0-6楽天」(25日、札幌ドーム)
日本ハム・大谷翔平投手(22)の1軍復帰3連戦は出番なしで終わった。代打で待機していたが、五回までに4点のビハインド。今季7度目の零封負けに、栗山監督も「これでは使いづらいというか。札幌のファンに見てもらいたかったけど…。申し訳ない」と切り札を使えなかった敗戦に表情を曇らせた。
試合中はベンチでチームメートへ大きな声援を送った。しかし願いは届かず。敗戦の瞬間、残念そうにベンチ裏へと退いた。
この日の出場機会はなかったが、痛めた左太もも裏の状態は着実に前進している。試合前には、故障後初めてスパイクを履いてベースランニングを行った。「特に問題はなかったです」と手応えを明かした。
次カードのソフトバンク3連戦(ヤフオク)も、1軍に帯同する予定。首位楽天との3連戦に負け越し、16ゲーム差。崖っぷちのチームに栗山監督は「目いっぱいいくしかない」と力を込めた。巻き返しは大谷のバットにかかっている。