日本ハム大谷80日ぶりで空振り三振 手応えアリ「球自体は見えていた」
「ソフトバンク6-0日本ハム」(27日、ヤフオクドーム)
大歓声に迎えられ背番号「11」が左打席に向かった。日本ハム・大谷翔平投手(22)の80日ぶりの実戦復帰は6点を追う八回、先頭での代打出場となった。
「2カ月半、投手の球を見ていない。どう自分の目に映るかを確認したかった」
結果はソフトバンクの2番手・岡本に対し、カウント2-2からのチェンジアップに空振り三振。それでも「球自体は見えていた。あとは自分がどう反応できるか」と、手応えも得た復帰戦だった。
4月8日のオリックス戦で左太もも裏肉離れを起こし離脱。「もどかしかった。早く治して試合に出たい思いだった」と地道なリハビリを続け、20日に1軍合流。23日の登録から4試合目でようやく訪れた出場機会に「出られたことは良かった」と話した。
打線が1安打に封じられる中で栗山監督は「突破口を開かないといけないので」と代打起用の理由を説明。結果こそ出なかったが貴重な第一歩は記した。「勝てなかったので悔しい」。大谷が感じた喜びと悔しさ。それこそが、勝負の舞台へ戻ってきた証しとなった。