DeNA筒香、特大アーチで3戦連発 「かみ合ってきた」4年連続2桁弾
「DeNA11-8広島」(28日、横浜スタジアム)
圧巻の一撃だった。4点リードの六回、DeNA・筒香嘉智外野手(25)が3戦連発の10号ソロ。ジャクソンの152キロを打ち砕き、右翼席最上段に突き刺した。4年連続の2桁アーチ。大歓声を浴び、「フェンスを越えたらホームラン。良かったです」とはにかんだ。
序盤は4点を追う苦しい展開。だが、三回に筒香が同点の2点適時打を放ち、打線に火が着いた。「自分のことより勝てたことがうれしい」。頼もしい主砲を中心に14安打で11点を奪い、王者広島との打ち合いを制した。
ここ5試合で4本目のアーチ。復調の要因について、筒香は「表現しにくいが、体のつながりやいろんなものがかみ合ってきた」と分析する。開幕から不振に苦しんできたが、手がつけられない状態になってきた。
ラミレス監督は30日の巨人戦から、好調の筒香をより生かすために3番で起用する方針だ。昨季は7月の月間打率・429、16本塁打。「(去年より)もっと打ちます」と筒香。この夏も、大暴れの予感が漂う。