ペゲーロだ!島内だ!楽天、一発攻勢で津軽星 今季最多貯金22
「楽天3-2オリックス」(28日、はるか夢球場)
津軽のファンが夢舞台に酔った。88年のヤクルト-広島戦以来29年ぶり、そして球団では初の青森での1軍公式戦開催。そんな記念すべき試合を楽天は一発攻勢で制した。
一回にはペゲーロが先制の17号ソロ。同点とされるが、三回に茂木の代役リードオフマンを務める島内が決めた。同点の三回、1死一塁。金子の投じたツーシームをとらえ、左翼席へ決勝弾。「珍しく振れていた。振れすぎているくらいだったので逆方向を意識しました」
右肘痛の茂木の離脱で島内が18日から1番に座ったが、リーグ戦再開後はこの試合前まで17打数2安打。「打てなさすぎて、メンタル的にやられていた。試合に出たくないくらいだった」。移動日だった前夜は宿舎にこもり、郷土料理ものどを通らなかった。だが休養を挟んで体のキレが戻り、青森のファンに最高の一撃をプレゼント。応援に駆けつけた三沢市に住む伯母家族にも勇姿を見せた。
チームはこれで今季最多の貯金22。30日からの2位・ソフトバンクとの首位攻防戦を前に、青森で弾みをつけた。