ラミレスDeNA、G倒で勝率5割 2安打で勝った!2位阪神まで2差

 「巨人1-3DeNA」(30日、宇都宮清原球場)

 DeNAの新打線が、難敵を沈めた。菅野から2安打ながらも2本塁打をお見舞い。打線をけん引したのは4番のホセ・ロペス内野手(33)だった。

 1-1の七回。3番・筒香が四球を選び、1死一塁の場面。「筒香が塁にいたので、強いスイング、強い打球を心がけた」。右腕のスライダーを捉え、左翼スタンドに運ぶ決勝の17号2ランだ。

 助っ人は抜群の勝負強さを誇る。60打点はリーグトップ。今季は3、5番にも座り、この夜は4番に入ったが「変化はない。与えられた仕事をやろうと思っている」。この適応力こそが、好調の秘訣(ひけつ)だ。

 ラミレス監督は、筒香を3年ぶりに3番に据える“秘策”を繰り出した。その筒香の前の2番・梶谷が、四回に2試合連続の11号ソロをぶちかまして流れを引き寄せた。指揮官は「この結果には満足しています。梶谷とロペスの間に筒香がいるのは、とても破壊力がある。デンジャラス」とご満悦の表情だ。

 連勝で勝率を5割に戻し2位・阪神に2ゲーム差に迫った。「2位にいる阪神よりも下位にいるドラゴンズ、ジャイアンツとの差が広がれば、2位も近づいてくると思います」。だからこそ「あしたが重要な試合になると思います」と言葉に力を込めた。

 1日も巨人を倒して貯金生活に突入し、一気に虎のしっぽをつかまえる。

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