DeNA桑原、逆転満塁弾&先頭打者弾!!2発5打点の大暴れ
「巨人4-6DeNA」(1日、東京ドーム)
DeNA・桑原将志外野手が土壇場に劇弾をぶちかました。
2-4と逆転された直後の九回2死満塁。カミネロの初球をフルスイングし、左翼席に運ぶ7号グランドスラム。ベンチは大盛り上がりとなった。
桑原は「無我夢中で思い切って打ちました」と声を震わせた。そして「どんな状況でも、みんなが最後まで諦めなかった。最高の結果になって良かった」と白い歯をのぞかせて充実感を漂わせた。
リードオフマンが通算2度目の1試合2本塁打と大暴れした。初回先頭打者本塁打は今季3本目で通算では5本目。同一試合で初回先頭打者本塁打と満塁本塁打を放ったのは、セパ通じて14年ぶり6人目の快挙となった。桑原が極度の不振に陥っても、我慢して起用し続けてきたラミレス監督は「スバラシイ!シンジラレナイ!」と興奮気味に絶賛した。
若武者も、指揮官に対する感謝の気持ちはずっと持ち続けてきた。「いい時も悪い時も味方になってくれる。支えてくれている。応えたいという気持ちは少なからずありました」と桑原。“恩返し”の思いがたくさん詰まった劇的なアーチだった。
チームは3連勝で今季初の貯金生活に突入した。「貯金を増やしていけるように頑張ります」。不動の1番打者がさらに勢いを付けた。DeNAが、一気に上昇気流に乗りそうだ。