DeNA桑原、先制先頭打者&逆転満弾 史上初快挙にラミ監督「シンジラレナイ」
「巨人4-6DeNA」(1日、東京ドーム)
土壇場の劇弾だった。2-4と逆転された直後の九回2死満塁。カミネロの初球を左翼席に運んだ。7号グランドスラム。DeNA・桑原将志外野手(23)は「無我夢中で思い切って打ちました」と声を震わせた。
リードオフマンが通算2度目の1試合2本塁打と大暴れした。「みんなが最後まで諦めなかった。最高の結果になって良かった」と白い歯をのぞかせて充実感を漂わせた。桑原が極度の不振に陥っても我慢して起用し続けてきたラミレス監督は「スバラシイ。シンジラレナイ」と興奮気味に絶賛した。
チームは3連勝で今季初の貯金生活に突入。一気に上昇気流に乗りそうだ。
【同一試合で初回先頭打者本塁打&満塁本塁打】
DeNA・桑原が1日・巨人戦(東京ドーム)で記録。1964年5月7日・広瀬叔功(南海)、70年5月6日・福本豊(阪急)、72年6月23日・高田繁(巨人)、88年6月30日・簑田浩二(巨人)、2003年5月2日・大村直之(近鉄)に次いで、セ・パ通じて14年ぶり6人目(セでは29年ぶり3人目)。球団では初めて。また、初回先頭弾で先制し、満塁本塁打で逆転したのは今回の桑原が史上初めて。