山口シュン…巨人移籍後初黒星 由伸監督「言っている通りですね」
「巨人1-9DeNA」(2日、東京ドーム)
完膚なきまでに打ちのめされた。巨人・山口俊投手(29)が古巣と初対戦し、4回9安打6失点で移籍後初黒星。チームの19被安打は今季ワースト。借金も今季ワーストタイの11で、前半戦の借金ターンが決まった。高橋由伸監督(42)は「先発が試合を作れないと苦しい?言っている通りですね」と振り返った。
左翼席の古巣ファンから大きなブーイングを受けて上がったマウンド。初回は三者凡退だったが、二回先頭のロペスに先制ソロを献上。三回無死一塁では筒香に甘く入ったスプリットを右中間スタンドに運ばれる特大2ラン。2被弾はいずれも変化球で「直球あっての変化球を再認識した」と唇をかんだ。
菅野、マイコラス、山口俊の投手陣の軸で食らった痛恨の同一カード3連敗。指揮官は「軸として回ってもらわなきゃいけない投手で勝てないのは苦しい」と言葉を絞り出した。4日からは前半戦最後の9連戦だが、首位・広島、2位・阪神戦が待ち受けており、厳しい戦いが続きそうだ。