DeNA・飯塚、地元・新潟でプロ初勝利だ「ここが一番、投げたかった場所」
DeNAの飯塚悟史投手(20)が3日、先発する4日・阪神戦に向けてハードオフ新潟で調整を行った。新潟出身の3年目右腕は「ここで(プロ)初勝利ができたら、いい形でスタートできる」と強い意気込みを示した。
夢が実現した。DeNAの一員として、地元で登板することを思い描いてきた。「いつかは、新潟の試合をつかみ取りたいと思っていた。ここが一番、投げたかった場所」。あふれるような熱い思いを語った。
チャンスをつかみ取った。6月19日・オリックス戦でプロ初登板初先発し5回を2安打6奪三振、無失点。ラミレス監督が「1軍で通用するレベル」とメンタル面の強さを含めて高評価し、2ゲーム差の2位・阪神との3連戦初戦に抜てきすることを決めた。
4連勝中で、重要な一戦であることは飯塚自身も理解している。「チーム状態もいいですし、大事な試合を任せられた。チームのために投げたい」。持ち味の制球力を武器に虎打線に挑むつもりだ。
家族、知人も駆けつける一戦。日本文理高3年夏以来、3年ぶりの新潟のマウンド。「お立ち台に立てるように頑張ります」と故郷に錦を飾ると力強く誓った。