日本ハム・大谷、復帰後初長打 4・8以来先発「5番DH」 二刀流へ着々!
「日本ハム4-11西武」(3日、東京ドーム)
「5番、指名打者、大谷」のアナウンスにスタンドが大きく沸いた。日本ハム・大谷が4月8日以来86日ぶりのスタメン出場で1安打1四球。実戦復帰後初の長打を放ち、野手としての存在感を見せつけた。
左太もも裏の影響を感じさせない打撃をみせた。四回。岡本の内角スライダーを力強いスイングで振り抜くと、打球は右翼フェンス上部を直撃。大きく跳ね返り、万全なら三塁到達も考えられたが、抑えた走りで二塁ストップ。「先っぽだったので入るとは思わなかったけど(外野を)越えるとは思いました。まずはヒットを打つことが大事なので」。本塁打にはならなかったが最低限の仕事に納得の表情だ。
二塁到達後は左太もも裏の状態を考慮され、代走を送られた。栗山監督は「(状態を)何も気にしないとこまでいってないので」と、この日は2打席限定起用だったことを明かしながら、「全てが計算通り」と段階を踏んでいることを強調。1日には2軍戦で投手復帰した大谷。二刀流復活への道を着々と歩んでいる。