DeNA“新虎キラー”で阪神と1差 2戦2勝のドラ1浜口は元阪神ファン
「DeNA4-1阪神」(5日、横浜スタジアム)
勝利の瞬間、白い歯をのぞかせて充実感に浸った。DeNAのドラフト1位・浜口遥大投手(22)が6回2/3を5安打1失点と力投。自身4連勝でチームトップの6勝目をゲットした。「僕の力じゃないです。チームが勝っているのが一番いいこと」と初々しく語った。
2位・阪神との大事な一戦で奮い立った。快速球を投じ、チェンジアップを効果的に使った。走者を出しても粘り、要所を締めた。「とにかく腕を振って今までやってきたことをやろう」と無我夢中で相手に挑み、最少失点に抑えた。
これで阪神戦は2戦2勝だが「相性の良さ?ないです」と照れ笑い。「僕自身、1試合1試合、必死にやっています。相手がどうというより、与えられた役割を果たしたい」。子供の時は阪神ファンだった“ハマのハマちゃん”が、虎キラーとして仁王立ちした。
チームは、今季初の5連勝で阪神に1ゲーム差に迫った。貯金3は、15年6月10日以来となりラミレス監督の最多を更新。指揮官が我慢して起用したルーキーが成長し、白星を積み重ねたことも大きかった。浜口は「もっともっと勝てるように頑張ります」と力強く誓った。