ロッテ福浦、代打決勝犠飛 19年前“悲劇”球場でキラリ
「オリックス1-3ロッテ」(7日、ほっともっとフィールド神戸)
打球は左翼へ高々と上がった。九回1死満塁。三走・鈴木が小躍りしながら本塁を踏んだ。決勝の左犠飛を決めたロッテ・福浦和也内野手(41)は「ヒットならもっと良かったが、最低限の仕事はできた」と話しながら「覚えていますよ。ええ…」と感慨深そうに言った。
「七夕の悲劇」。19年前の98年7月7日。泥沼の連敗にあえぐロッテは16連敗でこの球場に乗り込んだ。先発・黒木の好投もあり、2点リードで最終回を迎えた。だが、2死一塁で、黒木はプリアムに同点弾を浴びる。その後延長戦で敗れて、連敗は18まで伸びた。当時プロ4年目の福浦は「3番・一塁」でその試合にスタメン出場し、犠飛を決めていた。
あれから19年後の七夕。夜空は変わらず、41歳の超ベテランがいた。