オリックス・山崎福プロ初完封 「もう無理やろ」福良監督のゲキ効いた?
「オリックス11-0日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)
オリックスの3年目、山崎福が初完投を完封で飾った。続投を直訴して、138球の熱投で今季2勝目。先発勝利は今季初で「完投を意識したのは八回が終わってから。野手があれだけ打ってくれて感謝してます。完封できてメチャクチャうれしいです」と喜んだ。
初回。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くと「やべー。これはマズイな」。三回からはセットポジションに変え、自在の投球を展開。福良監督から八回は「いけるか?」九回は「もう無理やろ。肩で息してるし球もヘロヘロやぞ」と心配されたが、山崎福は「大丈夫です」と投げきった。
5月26日のロッテ戦で三回途中KOされて以来のマウンドは「見返そうという気持ちだった」。明大から14年度ドラフト1位で入団した左腕が巻き返しの助力となる。