楽天Wエースでソフトバンク連破へ 2連戦に則本&岸を投入
マイナス0・5差で首位に立つ楽天は、11日からの2位・ソフトバンクとの首位攻防2連戦(ヤフオクドーム)に則本昂大投手(26)、岸孝之投手(32)のダブルエースを投入する。10日、チームは仙台から空路福岡入り。与田剛投手コーチ(50)は攻めの投球を貫くよう2人にゲキを飛ばした。
則本と岸が同一カードで登板するのは今季初。これまでは表裏のローテに分けていたが、前半戦ラストの首位決戦で実現した。11日は中6日の則本、12日は当初9日の西武戦の先発予定だった岸を中9日で起用。与田コーチは「後半戦も、2人は分けてローテを組むことになる」と話すことから、この2連戦がいかに特別な戦いであるかが表れている。
強力打線に臨む二枚看板には「一番大事なのは、攻めるという気持ちを忘れないこと。どうしても警戒すると引いてしまうから」と同コーチ。実績も経験もある2人だが、前半戦のクライマックスとなる直接対決で、あえて原点回帰を指令。「失投は見逃してくれない。攻めて攻めて苦しめないといけない」と力を込めた。
「ノリと岸を投入するからには欲張りになりますね」と与田コーチ。2連勝こそがツープラトン投入の狙いに他ならない。日本一に輝いた13年以来4年ぶりとなる首位ターンで、後半戦へ弾みをつける。