ソフトバンク・サファテが今季初黒星 自慢の救援陣が崩れ、リード守れず

 「ソフトバンク4-5楽天」(11日、ヤフオクドーム)

 好調を支えるソフトバンクの救援陣がついに崩れた。七回に森、嘉弥真、五十嵐、岩崎を投入して3点リードを守れず、九回は守護神・サファテが勝ち越し点を献上。楽天との首位攻防2連戦の初戦で痛い黒星となった工藤監督は「もう一踏ん張りは分かっていること。明日もみんなで戦っていくしかない」と切り替えに必死だった。

 先発の石川が右手のマメをつぶし、救援陣の登板が七回からに前倒しとなった。森が1死一塁と走者を残し、左腕の嘉弥真が誤算だった。島内に四球、ペゲーロに一塁内野安打を許し、内川の悪送球で1点を失う。さらに二、三塁で2死までこぎ着けたが、4番手の五十嵐が2球目を投げた後に左太ももを痛めるアクシデント。急きょ登板した岩崎がウィーラーに2点適時打を浴びた。

 九回はサファテが2四死球で2死一、二塁のピンチを招き、銀次に勝ち越しの適時打を許した。早くも42試合目の登板となった岩崎など救援陣の負担は増える一方だ。工藤監督は「(岩崎には)また無理をさせてしまった」と表情を曇らせた。

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