オリックス・西、ナイター今季初勝利 前回炎上…指揮官のカツ効いた

 「オリックス8-1日本ハム」(11日、京セラドーム大阪)

 オリックス・西がナイター8試合目で初勝利となる今季4勝目。三回までに7点の大量援護をバックに初回から飛ばした。三回までは無安打。四回に西川への四球から1点を失ったが、それ以外は危なげなく八回まで0を並べた。完投も期待されたが、赤間の登板間隔が空いているというチーム事情からマウンドを譲った。

 「前回の登板がああだったんで、初回から腕を振ることだけを考えた。それで何イニングいけるか分からなかったけど、結果的に八回までいけました」

 前回4日・ソフトバンク戦では序盤4失点の投球内容が福良監督の逆鱗(げきりん)に触れ“懲罰完投”させられた。指揮官と話し合いの場を持ち、この登板に臨んでいた。

 西は昼型人間。もともと夜が苦手だ。何もなければ午後9時には就寝するという。「ナイターは睡魔との闘いなんです」と笑う。眠くならないように試合前に仮眠を取ってからマウンドへ向かう。福良監督は「初回から気持ちが入っていたね」と目を細めていた。

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