大阪桐蔭が初戦突破 選抜時骨折の岩本が2打席連続タイムリー
「高校野球・大阪大会・1回戦、大阪桐蔭13-1大手前」(13日、万博記念公演野球場)
今春のセンバツを制した大阪桐蔭が、大手前を五回コールドで下し、初戦を突破。史上初となる2度目の春夏連覇へ最高の形でスタートを切った。
初回は4点を先制。二回は5点、3回も4点を奪って大手前を圧倒した。二、三回には今春センバツは左手骨折でメンバー外だった岩本久重捕手(3年)が、2打席連続適時打を放った。
強肩強打で高校通算18本塁打を放っているスラッガーは、「僕が悔しさをぶつけるのはこの夏しかない。手術をしたのも、この夏に照準を合わせるためだった。誰よりも結果を出すつもりでやりたい」と3年ぶりの夏の甲子園出場へ意気込んだ。
西谷浩一監督(47)は「初戦なのでどうしても硬くなると思うけど、それでは勝てない。課題は出たけど、いいスタートが切れた。まず大阪を勝って、そういう(春夏連覇の)話をできるように頑張りたい」と振り返った。