大島康徳氏、がんについて語る意義をブログでつづる「タブーではないよ」
元中日、日本ハムの選手で日本ハムの監督も務めた大島康徳氏が14日、ブログを更新し、病気について公にしていることの意義をつづった。大島氏は今年2月に大腸がんのステージ4であることをブログで公表。治療を続けながら野球解説などの仕事も続けている。
ブログには「仕事!そして病気について話すこと」と題し、前日にラジオ番組に出演し、病気について語ったことを明かした。スタッフに語ったことを引用し「自分は癌という病気になったけれど、それによってうつむくことはないし隠すつもりもありません。自身、癌という病気や治療法の現状について全くというほど知識が無かった過去もありますから、どこまで病気について触れていいのか?と戸惑う気持ちも十分に分かります。多分、自分もそうだったと思います」とがんが発覚した当時のことをふりかえりながらつづった。
そして「でも、今、癌という病気になった身として私が思っているのは“癌”という病気を特別視して欲しくないな。自分にとってそれを語ることはタブーではないよ。ということ。だから、自分が病気について語ることによって何かの、あるいは何方かのお役に立てるのならば、お話ししていきたいと思っています。それが癌という病気や治療についての社会全体の理解に繋がれば嬉しいなと思うのです」と病状などを公表する理由をつづった。
ただ、ブログには個人の考えをつづっていることを強調。最後に「※勿論、これは私の気持ちであって闘病中の皆様がそうであるということではりません」と、病気と闘う人々を気遣うコメントも忘れていなかった。