西条8年ぶりの聖地へコールド発進 OB阪神・秋山の活躍に続くゾ

 「高校野球・愛媛大会1回戦 西条14-5三島」(14日、今治市営球場)

 偉大な先輩の活躍が大きな励みだ。西条が14安打14得点の猛攻でコールド発進した。

 「打線が大振りせずつながった。こういう野球を目指してやってきた」と菅哲也監督(46)。序盤は打ち合いとなったが、三回途中から2番手で登板した最速144キロのエース・山本隆偉投手(3年)が、打者13人から8三振を奪う好救援。相手の追撃を食い止めると、6-5の五回に8番・河村虎輝捕手(3年)の適時三塁打などで一挙5点を奪い試合を決めた。

 同校OBの阪神・秋山拓巳投手(26)が今季ここまで7勝。オールスターにも初選出されるなど大ブレークした。練習グラウンドには、その活躍を伝えるスポーツ紙の1面が貼り出され「それを見てモチベーションを高めています」と山本。今大会前には差し入れも届いた。

 その秋山を擁して出場した09年以来、8年ぶりの聖地へ。「自分たちが甲子園でプレーする姿を秋山さんに見てもらいたい」と河村。先輩の期待に応えるまで進撃を止めない。

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