ロッテ・加藤、人生初逆転サヨナラ打「メチャクチャしびれた」
「ロッテ3-2オリックス」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
一塁を回ったロッテ・加藤は両手を突き上げ、さらにジャンプした。九回2死満塁。2-2から平野の真っすぐを捉えた。白球は守備固めに入っていた左翼小田の頭上を越えた。
高校、大学、そしてプロを通して初体験となる逆転サヨナラ打に、「メチャクチャしびれた。気持ちがいい」とだれに遠慮することなく笑った。
平野のフォークを2球続けて空振りしたが、気持ちを落ち着かせ2-2まで持っていった。「追い込まれてもヤバイ、ヤバイと思わずに食らいついた」
借金30で迎えた後半戦初戦をサヨナラ勝ち。伊東監督は「三振かと思ったが、よく打ってくれた」とほめた。
前日、「最後まで諦めずに自分がやれることをやろう」と全ナインに訓示した。加藤が代表して早速応えてくれた。