巨人・山口俊、泥酔暴行か 酔って病院で扉破壊&警備員負傷させる?当面は起用自粛

 「中日6-1巨人」(18日、ナゴヤドーム)

 巨人・山口俊投手(30)が暴力トラブルを起こした疑いがあることが18日、分かった。球団によると、11日未明に都内病院の扉を壊したり、警備員を負傷させた疑いがあるという。山口俊はこの日の中日14回戦(ナゴヤドーム)に予告先発で登板予定だったが回避し、代わりに高木勇人投手(28)が先発。球団は当面の間、山口俊を起用しない方針を決めた。

 後半戦の初戦に快勝し、反攻に向けて好スタートを切ったチームに衝撃が走った。この日、予告先発だった山口俊が球場に姿を見せず、代わりに高木勇の先発が発表された。球団は、山口俊に暴力トラブルの疑いがあることを説明した。

 球団によると、トラブルが発生したのは山口俊の30歳の誕生日だった11日。都内の飲食店で友人と飲食した際にガラスで右手甲を負傷。未明に酔った状態で都内の病院を訪れた際、扉を壊したり、男性警備員を負傷させたトラブルを起こした疑いが生じたという。

 11日に誕生日を迎えた山口俊は、同僚や他のプロスポーツ選手と飲食していた。その場で負傷したかは定かではなく、球団は「(トラブルの)経緯も含めて調査中」とした。

 一方、トラブルが発生した病院の所轄にあたる警視庁目黒署は本紙の取材に、110番通報を受けて現場に署員が駆けつけたところ、警備員以外に誰もおらず、その後、器物損壊と傷害の被害届を受理したことを明かした。警備員からは診断書が提出されているといい「被疑者も含めて捜査中」とした。

 山口俊は右手甲を負傷した後も、普段通りに練習に参加。前日もナゴヤドームで調整し、練習中には九州豪雨被害の募金活動にも参加していた。

 山口俊は移籍1年目の今季、右肩違和感で開幕から出遅れ、6月中旬に移籍後初登板。4試合に登板して1勝1敗。防御率6・43だった。高橋監督は「球団が発表した以上のことは分かりません。詳しいことは分からないので、どうこう言えることはないです」と話した。球団は当面の間、山口俊の起用を自粛する方針。後半戦も先発ローテを担うはずだった右腕の思わぬ形での離脱。今後に大きな影響を及ぼしそうだ。

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