ヤクルト打線組み替えも47年ぶり12連敗 わずか3安打…積極采配実らず
「DeNA1-0ヤクルト」(横浜スタジアム)
祈りは届かなかった。1点を追う九回、2死一、三塁。荒木が力のない遊ゴロに打ち取られると、燕党が陣取る左翼席は沈黙した。3安打零封負けで、球団史上47年ぶりの12連敗。ヤクルト・真中監督は「ゼロですから。勝ち目はないですね…」と、落胆した。
貧打地獄から抜け出せない。指揮官は「変化がほしかった」と打順を大胆に変更。山田を6月10日以来の1番、3番には前夜に本塁打を放った坂口を配置した。盗塁やバスターエンドランも駆使。積極的にタクトを振ったが、本塁は遠かった。
頼みの山田の不調が痛すぎる。荒療治の効果なく、3打数無安打。「1番は難しいけど、任されたところでやるのが仕事なので…。結果が出なかった」。もがき苦しむ背番号1の打率は・227まで降下した。
故障者が続出し、苦しい布陣の中で打てる策は限られている。白星のない悪夢の7月。真中監督の「何とか頑張ります」という言葉に、力はなかった。