「ソフトバンク－西武」（１９日、北九州市民球場）

　西武の金子侑が走者追い越しでアウトとなった。

　同点で迎えた六回、先頭の炭谷が左前打で出塁。無死一塁で、金子侑はソフトバンクの２番手モイネロから左フェンス直撃の一打を放った。

　炭谷は二塁ベースを回ったところで、左翼の中村晃が捕球したと勘違いして、二塁ベースを踏み直して全力で一塁へと戻り、滑り込んだ。

　一塁ベースを回ったところにいた金子侑は、戻ってきた炭谷の走塁にぼう然と立ち尽くしたが、一塁塁審からアウトの宣告を受けてベンチへと戻った。

　記録は金子侑の追い越しでアウトとなったが、フェンス直撃の一打は、安打となる。

　西武はこの後、秋山にも安打が出て、炭谷金子侑、秋山と３連打も、この“追い越し”が響いてこの回無得点に終わった。

　金子侑は１点を追う八回には、左翼席へ３号同点ソロを放ち、六回の“安打”を含めて３安打猛打賞をマークした。