中日ビシエド、不調脱出へ突貫工事 お得意さま広島で「感覚取り戻す」

 中日のダヤン・ビシエド外野手(28)が20日、ナゴヤドームで行われた全体練習で打撃の突貫工事に着手した。ノックバットを手に左翼席に向け、自らボールを上げてノックを繰り返した。「しっかりボールを捉えることを意識した。ボールにスピンをかけて打ち返せた」。スイングを重ねるにつれ、強烈なライナーがスタンドに突き刺さった。

 不調だった4月後半にも取り入れた練習法で、翌5月に月間MVPを獲得するなど効果も抜群だ。米国での市民権取得手続きのため約1カ月チームを離れ、17日に復帰後は3試合で11打数1安打。切り札として再び“ノックトレ”を敢行した。

 21日から敵地で広島3連戦。今季同カードは打率・429、1本塁打、7打点と好相性。「広島で感覚を取り戻したいね」。お得意さまから、一気に上昇する。

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