【早実清宮・一問一答(2)】「入浴後はマッサージチェアでケア」
「高校野球西東京大会・5回戦、早実5-0法政」(21日、神宮球場)
春夏連続の甲子園出場を目指す第1シード校の早実が法政を破り8強入り。25日の準々決勝(神宮球場)に進出した。主将の清宮幸太郎内野手(3年)は「3番・一塁」で先発。三回の第2打席で最多記録にあと1本と迫る、高校通算106号の先制中越えソロ本塁打を放った。公式戦では8試合連続の一発。 早実は先発・雪山幹太投手(2年)が9回5安打で法政打線を完封した。
試合後の清宮は次にように語った。(一問一答(1)からの続き)
-ホームランを打った打席の狙いは。
「法政のピッチャーもチェンジアップかシンカーかわからないですけど、すごく落ちる球がよかった。高めだけ待っているところにいい球が来てたので打てた」
-こすってしまった。
「トレーニングとか日頃の成果だと思います。毎日続けているので、それが最近よく打球に現れているのかなと思います」
-広角に打てるのは成長?
「どこに飛んでも入るというのは、成長したかなっていうところはあります」
-ネクストバッターズサークルでは、いつもの背を伸ばす動きがなかった。
「1回やりました。最初だけです」
-タイミングを計ろうとした。
「今までは(バーチャル)中継とかもあって、ピッチャーを見られていたんですけど、今回はそういうのがなくて初めて見るピッチャーだったので、そこをちょっとしっかり、間というか距離感とかも怖かったので、タイミングだけはしっかりしようと」
-(五回の)走塁死はアウトカウントを間違えた。
「はい、スミマセン(苦笑)」
-その後の円陣では、みんなに「ゴメン」とか。
「アウトカウントは間違えないようにしよう、って。申し訳なかったです。あの後もピンチあったので」
-七回(相手が1死一、三塁)。
「ゲッツーを狙っていたけど、そんなに焦る気持ちではなかった。平常心でというのが自分たちはずっとやってきているので、なかなか最近はそういう場面はなかったが、自分たちの持ち味が出たかな」
-公式戦8試合連続ホームラン。長い期間打ち続けられている。
「春の関東(大会)終わってからは調子を落としていて、そこからしっかりまた上げて来た。波はありながら、試合に合わせることはできているので、コンディションが最高の状態にあるのが要因か」
-コンディション維持の秘けつは。
「しっかりお風呂に入って、水風呂に入ったりしたり、後はマッサージとかそういうケアできることはしている」
-マッサージはトレーナーにやってもらっているのか。
「昨日はマッサージチェアです。気持ちよかったです(笑い)」
-調子的にはかなりいい?
「悪くはないと思います。打っているんで」
-さっき仲間の好プレーを振り返っていたが、記憶力がある?
「いや、普通じゃないですか」
-今までの対戦した投手の球は覚えているのか。
「それはありますね」
-センバツで同じような右のサイドハンドと対戦した。
「低めの…まあ、でも今日のピッチャーは(東海大福岡の)安田とは違ったかな。安田は結構、ピッと真っすぐを高めで押してくるんですけど、今日はチェンジアップが切れていたので、そこだけ注意してという感じですかね」
-8試合連発は小、中学校では。
「中学校は少なくともないと思います。ないと思います。小学校も」
-神宮での試合は、チーム全体としても緊張感は違う。
「でも思ったよりいつも通りはいきました。かなりここでも(秋や春の大会で)試合は重ねているので、そこは大きかった」
-九回ランニングホームランも狙えたかも。
「最初から走っておけばよかったですね(笑い)」